ズームによるオランダの学生さんとの交流

「オランダ人は剣道をどのくらい知っているでしょうか。
また、剣道をどのように感じているでしょうか。
私の周りの人、20人ぐらいに聞いてみました。
パネルをご覧ください。」

2023年9月26日

以下、「   」の中の分はワウダさんの言葉です。

「みなさんは日本人なので、普通に思っているかもしれませんが、私はオランダ人なので、剣道の
全部に興味深いものを感じます。それをみなさんに紹介したいです。」とワウダさん。


このような内容を
話してくださいました。


アンケートの結果をみての
ワウダさんの感想

MIA始まって以来初めてズームで海外との交流が行われました。
プレゼンターはオランダのライデン大学で日本学を学んでおられるワウダ さんです。
MIA会員のYさんとの交流のあることがきっかけですが、お二人もズームでの交流で
まだお会いになったことがないそうです。

「剣道の歴史はサムライから始まります。
つまり、平安時代、朝廷はサムライを必要とし、朝廷と武士は共存、共栄の関係となります。
このことが、剣道の精神は目上の人に対する礼儀をもつ原点となりました。」

「その後、サムライの武力が必要とされない世の中になるにつれ、
剣道は精神性や芸術性も持つようになり、明治以降は警察隊が剣道を必要としました。」


聞いたことがある21.1%、 あまり知らない52.6%
少し知っている15.8%、 知らない10.5%

ズームの画面に登場したワウタさん。大学三年生、21歳。
日本学を学ぼうとしたきっかけは日本のアニメだそうです。

ワウダさんの剣道に対する考えをパネルにまとめてくれました。↓


この中で、ワウダさんが一番大切だと思うのは礼儀で、人の絆を強める方法だと思う、とおっしゃってます
そして、「剣道は日本の歴史や文化に強い関係を持っているので、重要なものであり、そのことで、
世界に広まっているものと思われます。
ご清聴ありがとうございました。」

ここで、30分のプレゼンテーションを終えました。

質疑応答

たくさんの質問がでました。
みなさん、ワウダさんが大好きになったようです。
「ぜひ、日本に勉強にきてください、早く来てくださいね、わたしたち、歳をとって先がないので、
早くきてくださいね」などと、冗談交じりに、でも心からワウダさんとお会いするのを楽しみにしていました。
ワウダさん、本当にありがとう。
そして、日本でお会いできますように!

どんなお話が聞けるか楽しみのMIA会員たち。

今日のテーマは卒論にえらんだという「剣道と動作」
たくさんパネルを作ってくださり、パネルを見ながらの
お話です。

フランスの人類学者であるこの方の研究を参考にして
まとめたそうです。