4.ソビエト革命
その年の十月に二月革命で出来た臨時政府をソビエト(労働者・農民・兵士の評議会)が武装蜂起し、
壊滅させます(十月革命)。このときも幸い大した戦闘ではなく、エルミタージュは無事でした。
5.ソ連邦設立
1922年共産主義国家ソ連が形成されました。首都は、レニングラード(サンクトペテルブルク)からモスクワに移転。
政府がいなくなった冬の宮殿は、エルミタージュ本館としてオープンします。
政府は、貴族・大富豪・教会の美術品没収し、エルミタージュへ回収。
6.ソ連政府 エルミタージュの美術品売却
売られたものは、現在も米国の美術館にあります。しかし、この売却は、1度だけだったので他の多くは、無事でした。
7.独ソ戦争(第2次世界大戦)
ヒトラーに狙われ、レニングラード(サンクトペテルブルク)は、900日間包囲されます。
300万人の市民の中100万人が餓死したそうです。この状況でエルミタージュは、一日も休まず営業したそうです。
8.ソ連崩壊&その後のロシアの混乱
しかし、共産主義は行きづまり、1992年にソ連は、崩壊します。
国民は、ソ連時代のダーチャ(国から与えられた1家に100坪ほどの土地)で自給自足でしのぎます。
9.プーチン登場
石油の億万長者が多く生まれました。
ソ連時代からのロシアの産油量の変遷
「ロシアの宝 エルミタージュ美術館と
その数奇な運命」
スピーカー: Sさん(MIAメンバー)
最初にSさんから「エルミタージュ美術館とその数奇な運命」と題していますが、調べれば調べ
るほど、エルミタージュの歴史が複雑すぎて、美術館の中の話は、後日改めて行いたいとお断
りがありました。
1.エルミタージュの生みの親エカテリーナ2世
エカテリーナ2世は、ドイツの小領主の娘で、ロシア皇帝ピョートル3世に嫁ぎました。
ところが、軍人・貴族を味方につけクーデターを起こし、夫を失脚させます。
の美術品の展示のために宮殿に隣接して小さなエルミタージュ(仏語で「隠れ家」)を作り楽しみました。
18世紀後半のことです。これが現在の世界最大級エルミタージュ美術館の始まりだそうです。
2.ナポレオン戦争
の建物も旧エルミタージュ、新エルミタージュと拡張を重ね充実していきました。
しかし、エルミタージュは、たびたびピンチに見舞われます。
敗走しました。エルミタージュは、無事だったのです。19世紀初めのことです。
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