最後に今年度のMIAうりかいサロンの売上金の半分を
ネパールの子供たちへ、ネパールのリジャールさんを通じて寄付することに決まっていました。
ビーナさんが今度帰国するときにしっかりと義妹のリジャールさんに手渡してくださいます。


最近は中国の外交的政策のせいか、中国語化の傾向があり無料の中国語教育が広く行われている。公用語はネパール語であるが、国の政策として英語教育に偏重して母国語が軽んじられる風潮がある。母国語がまず教育されるべきだ。

(このご意見に大賛成。日本の語学教育も、まずは自分の考えを日本語で言葉にできる能力を身に付けることから始まることを確認すべきだと賛同しました。)


お釈迦様はインドではなくルンビニというネパールの町で生誕した。その後インドを転々と回ったので、インド生誕説が歴史の主流になってしまった。


ネパールの宗教はヒンズー教、仏教、イスラム教などだが、最近キリスト教が広まりつつある。援助にかこつけた布教活動があり最悪のケースは人身売買に繋がることも問題になっている。


民主主義になり自由を得、発展することによって失うものもある。多民族国家
であるが故に、今まで、ある意味政権によって統一されていたものが、各民族
が自由にプロパガンダを発信することで、将来的に国の分断を招かないかと
心配である。

(最後のご指摘は今まさに世界で起きつつある動向。世界の波は、南アジアの平和な桃源郷だった美しいネパールにも押し寄せてきたのだと実感するお話しでした。)





    

ネパールをもっと知ろう
11月7日(水)

ゲスト  ビーナ リジャールさん

教育の大切さを悟り、ビーナさんの祖父が小学校を作った。
父親も子供たちに上級教育を授けた。

最近小学校5年、中学校3年、高校2年から
高校4年の12年高校に変わろうとしている

異文化勉強会委員長から、心ばかりの
お礼を・・・

面積は北海道の約2倍

南、東、西にインド、北に中国、が位置している
大国に挟まれてサンドイッチ状態

長い王政(300年位)を経て、貴族政に、また王政復古、
内戦の時期を経て現在は民主主義議会制。
2008年「ネパール王国」から「ネパール連邦民主共和国」となる

ヒマラヤ(8845m)

国の3/4は山、平地は1/4で、山の3000mまでは雪は
降らないので人が住んでいる
これは赤道に近いから
国の南は60〜280mの低地帯で、熱帯雨林である

ビーナ リジャールさん(ネパールのプラティバ リジャールさんの義姉)は30数年前、
東工大大学院に入学して藤が丘留学生会館に4年間住んでおられました。
その後日本男性と結婚、現在は娘さんと3人で埼玉県在住です。
毎年のようにネパールへ帰り、NGO「ラルパテネパール」の支援をしておられます。


質問も多く、丁寧にすべての質問に回答。
もっともっと時間がほしい思いでした。
細長くて小さな秘境の国ネパール。
日本と同じアジアに位置し、遠い国ではないのに、
あまり知らない国でいたが、今回のビーナさんのお話し
を通じて新しい発見がたくさんありました。

ヒマラヤ山脈(6000m以上)が国の北に
広がっているため、1年中雪の山が見られる