東西ドイツ統一後、西ドイツの首都Bonnが、Berlinに統合されました。首都Berlinの人口は、320万人。
ドイツで一番大きい町です。

 

3.ドイツの教育システム

 教育は、州が責任を持つので、州ごとに違いますが、一般的に:

@幼稚園:義務ではないです。3才から56才まで。

AGrundshule(基礎学校) 5

その後

BHauptchule 4年 A+B合計9年が義務教育
CGymnasium 3年 A+B+C合計12-13年その後マイスターになるのに5年勉強。ただし
、働きながら勉強します。

大学に行きたい人は、A+B+C合計13年勉強して大学へ。

ドイツの大学は、国公立が多く(90%)学費は無償。

私大の月謝は、1,000-2,000€位

最近大学にBachelorMasterDoctorのシステム導入(世界標準に合せた)。

大学への進学率30%くらい。マイスターになる人が多いので、余り大学には行きません。
145才でマイスターに行くかどうか将来の進路を決めます。

理科系のドクターは難しい。ただし、医者になるのは、そう難しくありません。

 

4.ドイツ難民問題

第二次世界大戦後、東ドイツの人達が、西に逃げてきました。これらの人はドイツ人であるので、
容易に西ドイツに融け込みました。

1960年代ドイツは、急速に経済成長し、人手不足となりました。トルコ、イタリア、スペイン、ポルトガル
などから労働者を積極的に受け入れました。

1990年代ソ連崩壊のためドイツ系ロシア人が、流れてきました。ドイツ政府は、これらの人に入国時
自動的に国籍を与えました。彼らもドイツ語が話せたので、ドイツ国民として同化し、問題はありませんでした。

 2015年シリア内戦の難民がドイツに押し寄せました(100万人/年)。ドイツは、パスポートチェックせずに難民
受け入れましたので、
ISもまぎれ込んだと思います。2016年ベルリンのクリスマス・マーケットでテロが起こり、
大勢の死傷者を出しました。

ドイツでは、現在も難民を20万人/年受け入れています。治安も悪化。スリも物乞いも増えました。

 難民は国から多くの援助を受けています。生活保護よりも多額の援助を受けている場合もあります。

 これに対し国民の不満が大きくなり、難民受け入れ反対の右翼政党が段々強くなっています。

 以上のようなお話にMIA会員からは、活発な質問がありました。またドイツのビール、ワイン、お菓子な
どを楽しんで、ドイツの文化に触れました。



移動例会は藤が丘のイタリアンレストランにて、
その後異文化勉強会に移りました






    

.  ドイツビールの数々



        ドイツのお菓子                        デザート


                            最後はMIAコーラスとドイツ民謡「野ばら」を全員で合唱しました。

ドイツの今

教育システムと難民問題について

ゲスト パウル レオンハルトさん













  ドイツの教育制度と難民問題について、ユーモアを交え、興味深いお話を
  して頂きました。

 パウルさんは、横浜生まれ。13才まで日本、その後ドイツに帰国。大学を出て
 銀行に勤務。日本、インドネシア、パキスタン、香港など海外が長く、国際経験豊
 な方です。日本人女性と結婚され、日本に
25年住んでいるそうです。お祖母様が
 日本人のクォーター。先祖は、毛利の侍。お祖母様に厳しくしつけられ、その精神
 が伝わっているそうです。

 

1.ドイツの位置

 






















ドイツは、16州から成り立っています。1990年東西ドイツが統一されました。Brandenburg州は、
東ドイツに属していたため一番経済発展が遅れています。若者が移動し、高齢化過疎化が進んでいます。

ドイツの南にスイス、オーストリア、リヒテンシュタイン、東にポーランド、チェコ、西にオランダ、
ベルギー、フランス、北にデンマーク。
南北、900Km

ビールで有名な札幌、ミュンヘン、ミルウォーキーが同じ緯度ですから、ドイツは
かなり北の国、冬は寒いです。

2019.5.8